Being(ビーイング)ってなに?
PAA21とビーイング
PAA21冒険体験プログラムは
プロジェクトアドベンチャー(以下PA)という
欧米発祥のアドベンチャープログラムをベースとしています。
(PAについては(株)プロジェクトアドベンチャージャパンHP参照)http://www.pajapan.com/
PAの活動の中で重要な考え方であり手法であるビーイング。
PAA21でも学校団体プログラムに適した形に捉え直して、
最も重要な要素の一つとして取り入れています。
PAA21のビーイング。生徒一人ひとりの手形で作ったクラスの円と、なりたいクラスを作るために必要なことを書き込んでいく。
Being(ビーイング)ってなに?
世の中には、
人前で話すことが平気な人もいれば、苦手な人もいます。
高い所が平気な人もいれば、苦手な人もいます。
動くことが好きな人もいれば、苦手な人もいます。
考えることが好きな人もいれば、苦手な人もいます。
そうした様々な違いを持ち、それぞれに少しずつ異なる
価値観を持ったグループが、一年間同じ教室で共に過ごす。
それが学校のクラスであり、生徒が置かれている環境です。
学校のクラスという環境の中で、本人の自覚の有無に限らず
それぞれがなりたい自分・ありたい自分を持っていることを
想像してみてください。
彼らがそうした自分の想いを表現することができたらどうでしょう?
彼らがクラスのほかの友達の想いを知ることができたらどうでしょう?
そしてそうしたお互いのなりたい自分・ありたい自分を
一緒に実現しようという気持ちを持つことができたら・・・
ビーイングはそれぞれが「なりたいと思えるクラス」、
言い換えれば「理想のクラス」を実現することを
サポートする考え方であり手法です。
そのために一人ひとり「自分はクラスの一員だ」
という想いを込めて自分の手形を描き、
手形一つ一つを自分と見立てて、仲間の手形とつながり
ひとつの円(ビューティフルサークル)を形作ります。
それぞれの手形にはこのクラスで
「自分はどんな自分でありたいか」
「一年後にどんな自分になっていたいか」
そうした想い・目標を書き込むことができます。
そうした手形でできたビューティフルサークルの内側には
クラスのみんなの想いや価値観などの違いを受け止めた上で、
理想のクラスをつくるために必要なことを書き込んでいきます。
対して外側には理想のクラスから離れてしまうこと
(言葉や行動・気持ち)を書き込んでいきます。
左が手形の円の内側。右が手形の円の外側。
こうして書き込まれた様々な想いは、
子どもたちが自分達のために自分達で考えた規範となります。
なんのため?
学習指導要領「生きる力」とビーイング
ビーイングの活かし方
ビーイングを実施する前に知っておいてほしいこと